施工事例
File #001 磐座(いわくら)の家
北山杉の磨き丸太の垂木が美しい。リビングと中庭がひとつになったモダン住宅
民家が密集する敷地に建ったこちらの住宅は、大きな中庭によって各居室に眺望と採光を得ているのが特徴です。 中庭と一体となった大きなリビングの天井には、600年前から住宅に使用されている京都北部の『北山杉』の磨き丸太を使用。 勾配の効いた天井で大きな存在感を放っています。そのほか、壁には深草土の中塗り仕上げを施すなど自然素材にこだわった住宅です。
File #002 南区の家
伝統の技巧が際立つ。厳選の木材を手刻みで仕上げた、ぬくもりを感じる家
梁や桁、柱など用途にあわせて木材を選び、捩れや曲がり、歪みを手仕事で調整する『手刻み』で加工。 木材一つひとつの個性やクセに合わせ加工することで、より高い気密性と強度を得た大工の技巧が際立つ住宅です。 外壁にも檜材を多用し、あえて木を「見せる」ことで、伝統的な木造建築の外観を快適性を損なわず実現しました。 リビングの梁には地松のごろんぼ、柱には北山の磨き丸太を用いることで、木のぬくもりが存分に感じられます。
File #003 聖護院の家
健やかに暮らせる住まいを。自然素材をふんだんに使った『呼吸する』家
壁には調湿効果の高い、火山噴出物を主成分とした100%自然素材の「シラス壁」を使用。 暖房には太陽の輻射熱を利用したオイルヒーターと住む人の健康をとことん考えた住宅です。 夏は冷たく冬は温かい床下の空気を利用した全館換気システムを採用することで、快適性も追求しました。
File #004 仰木の里の家
木、本来の温かさを感じさせる。吹き抜けのある和モダン住宅
琵琶湖を見下ろす眺望の土地に建っていた、古民家の改修。母屋は廃墟と言えるほどひどく痛んでおり、傾きを直すところからの工事となりました。
広いウッドデッキと低く張り出した屋根の間は、景色を絵画のように切り取り、リビングからの眺めを際立たせています。丸太梁を活かした吹き抜けや、天井を張らずに屋根裏を美しい竹で組むことで、古民家の良さを残しつつ広々とした空間を演出しています。